私の好きな絵画のキーワードのひとつに、「稠密」もしくは「緻密」というワードがあります。現代のアーティストさんで代表する方を挙げるとすると、会田誠さん、山口晃さん、池田学さん(年齢順。笑)辺りが筆頭になるのでしょうか?
緻密なアートのもうひとつの方向性で、最近とくに大きなムーブメントになっているものに「スーパーリアル」という方向性がありますが、これは日本に限らず世界的な動きになってるようです。例えばalyssa monksさん、Antonio López Garcíaさん、Eric Christensenさんなどなど。アントニオ・ロペスさんの個展は昨年渋谷のBUNKAMURA THE MUSEUMで開催され、随分多くの来場者をカウントしたはずです。私も拝見しましたが、とっても素敵な展示でした。
しかしながら、先に挙げた3名の緻密さの方向性というのは緻密という言葉に、あえて「稠密」という言葉を付け足したような細かさであって、きっと、日本人ならではなのかも知れないなぁー、と思う次第です。この方向性のアートは海外で、きっとウケルような気がしてなりません。
Dessaでご紹介するアーティストさんの中にも、この流れの方が続々登場してきます。多分。笑) こうご期待下さい。