昨日のNHK日曜美術館は、「は」というよりも「昨日も」なのですけれど、非常に興味深く、面白く拝見しました。ポップアートの奇才 ウォーホルを”読む”という内容で、来月5月6日まで開催されている森美術館のアンディ・ウォーホル展についての特集でした。「何でオリジナルじゃなきゃいけないの?」という言葉とキャンベルスープの代表作の関係性。さらに、「このアイデアは50ドルで友人から買ったんだよ」という繋がりと謎解き。実は、謎解きのつもりが、余計に謎に包まれてしまうというアンディ・ウォーホル・ラビリンスを楽しむことが出来る放送でした。
前半では、「滲み線技法」の解説が丁寧にされていたり、アートディレクターの佐藤可士和さんや、放送作家の秋元康さん、美術評論家の布施英利さん、アンディ・ウォーホル美術館館長さんの解説も秀逸な内容でした。この番組を見てから、森美術館に行くのも良し、美術館の後でNHK日曜美術館の放送を観るのも良し、私は美術館後に放送を観たのですが、もう一回観に行っても良いかもなぁー、と強く思った次第です。
森美術館10周年記念展
アンディ・ウォーホル展:永遠の15分
会期:2014年2月1日(土)-5月6日(火・休)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)